
石川県小松市で建設会社の社長をしている、江口組社長の江口充です。
最近、経営者仲間から「SNSを始めたいけど、何だかハードルが高くて……」という相談をよく受けます。
そんな時、僕はいつもこう答えます。「上手くやろうとしなくていいんです。
むしろ、上手くやらない方が上手くいきますよ」と。
今回は、なぜ初心者がX(旧Twitter)で「ちゃんとしなくていい」のか、その真意をお伝えします。
SNSに対する「完璧主義」という大きな壁
「SNSをやるなら、プロ並みの写真を載せなきゃいけない」
「業界の専門家として、常に有益なことを言わなきゃいけない」
「アルゴリズムを勉強して、バズる法則をマスターしなきゃいけない」
もし、あなたがそう思っているなら、まずはその重荷を一度下ろしてください。
僕も建設会社の経営者として、SNSを通じて多くの「ご縁」を紡いできました。
その経験から断言できるのは、ビジネス活用の目的が「信頼関係の構築」であるなら、教科書通りの完璧な投稿は逆効果になることもある、ということです。
特に中小企業の担当者や経営者にとって、SNSは「宣伝」の場ではなく「出会い」の場です。
立派すぎる鎧を着た人には、なかなか話しかけづらいものですよね。
最初の一歩でつまずいてしまうのは、あなたのセンスがないからではなく、単に「ハードルを上げすぎている」だけなのです。
Xは「映え」も「専門家気取り」もいらない場所
数あるSNSの中でも、僕が初心者にXを勧める理由は、そこが「上手くやらなくていい」場所だからです。
1. 「映え」なくてもいい
Instagramのように、思わず見惚れるような美しい写真を用意する必要はありません。工事現場の何気ない風景や、デスクに置かれた缶コーヒー。そんな「日常のひとコマ」にこそ、その会社らしさが宿ります。
2. 「専門家ぶらなくていい」
もちろんプロとしての知見は大切ですが、常に難しい顔をして解説する必要はありません。むしろ、ちょっとした失敗談や、仕事に対する素直な悩み、あるいは地元の美味しいお店の話。そんな「人間味」が見えた瞬間に、フォロワーとの心の距離はぐっと縮まります。
3. アルゴリズムより「人となり」
最新のアルゴリズムを追うよりも、もっと大切なことがあります。それは「この投稿をしているのはどんな人か?」という”人となり”を伝えることです。
Xは今でも、たった一行のつぶやきからその人の性格や熱量が伝わる不思議なSNSです。完璧に計算された投稿よりも、拙くても自分の言葉で語られたメッセージの方が、人の心には深く刺さります。
「初心者がちゃんとやろうとしなくていい」というのは、決して手を抜けということではありません。「飾らない自分を出すこと」に集中できるという、大きな安心感なのです。
「未完成」の言葉が、新しいご縁を連れてくる
SNSの本質は、売り込みではなく「ご縁」です。
あなたが「今日はこんなことで悩んだ」「こんな言葉に励まされた」と等身大の発信をすることで、
それを見た誰かが「この社長、信頼できそうだな」「この会社と一緒に仕事をしてみたいな」と感じてくれる。
それがビジネスにおけるSNSの本当の力です。
「上手くやろう」というプレッシャーを捨て、深呼吸をして、今の気持ちを140文字に乗せてみてください。
完璧な文章よりも、あなたの体温が伝わる未完成な言葉の方が、よっぽど素敵なご縁を連れてきてくれます。
大丈夫。僕も、そしてXの住人たちも、あなたの「最初の一歩」を温かく待っています。
まずは「こんにちは、今日から始めてみます」という、飾らない一言から始めてみませんか?


