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2026年10月9日

SNS担当者は「投稿を作る人」ではなく、「会社の魅力を見つける人」

SNS担当になったばかりの人と話をすると、よくこんな声を聞きます。

「何を投稿したらいいか分からない」

「ネタがありません」

「毎回文章を考えるのが大変です」

すごくよく分かります。

僕もSNSを長く続けてきましたが、最初からネタが次々に浮かんできたわけではありません。

でも、続けていくうちに気づいたことがあります。

SNS担当者の仕事は、
投稿を作ることだけではない。

もっと大事なのは、

会社の中にある魅力を見つけること。

ここだと思っています。

特別な出来事がなくても、ネタはある

「今日は何もなかったから投稿できません」

そう思う日もあるかもしれません。

でも、本当に何もなかったでしょうか。

朝、元気に挨拶していた社員がいた。

若手が先輩に教えてもらいながら仕事をしていた。

現場で安全確認をしていた。

誰かが困っている人に声をかけていた。

休憩時間にみんなで笑っていた。

会社にとっては、いつもの光景かもしれません。

でも、会社の外の人にとっては違います。

「こんな雰囲気なんだ」

「こんな人が働いているんだ」

「若手も活躍しているんだ」

そうやって会社を知るきっかけになります。

SNSのネタは、特別なイベントの中だけにあるわけではありません。

日常の中にこそ、その会社らしさがあります。

SNS担当者だから見つけられる魅力がある

現場で働いている本人にとっては当たり前でも、SNS担当者から見ると、

「これ、すごくいいな」

と思うことがあります。

例えば、ベテラン社員が若手に丁寧に教えている姿。

本人たちは普通に仕事をしているだけかもしれません。

でも、その姿には、

「人を育てる会社」

「相談できる関係」

「技術を次の世代へつないでいる」

という価値があります。

SNS担当者は、そこを見つけて言葉にする。

現場の人が気づいていない魅力を見つけて、社外へ届ける。

僕は、これが広報の大事な役割だと思っています。

投稿を作る前に、「誰に届けるか」を考える

会社の魅力を見つけたら、次に考えたいのが、

誰に伝えるのか。

就活生に届けたいのか。

地域の人に知ってほしいのか。

お客様に安心してもらいたいのか。

社員の家族に会社のことを知ってもらいたいのか。

相手によって、同じ出来事でも伝え方は変わります。

例えば、若手社員が現場で頑張っている姿。

就活生に向けるなら、

「入社後、どんなふうに成長できるか」

を伝える。

地域の人に向けるなら、

「地域のインフラを若い世代が守っている」

と伝える。

社員に向けるなら、

「仲間の成長をみんなで応援する」

という伝え方もできます。

だから僕は、SNSではいつも、

誰に、何を伝えて、どうしてほしいのか。

ここを考えることが大事だと思っています。

AI時代だからこそ、魅力を見つける力が大事になる

今はAIを使えば、文章を作ることもできます。

タイトルを考えることもできる。

画像や動画を作ることもできる。

SNS担当者の仕事は、これからもっと便利になると思います。

だからこそ、逆に重要になるのが、

会社の中にある本当の魅力を見つける力。

AIは、会社の中を歩いてはくれません。

社員の表情を見て、

「今日ちょっと嬉しそうだな」

とは気づかない。

現場で交わされた何気ない言葉にも気づきません。

そこは、人だからできることです。

現場を見る。

社員に話を聞く。

写真を撮る。

ちょっとした変化に気づく。

そして、

「これ、いいな」

と思ったものを拾い上げる。

これからのSNS担当者には、そんな力がますます必要になると思います。

SNS担当者は、会社の宝探しをする人

僕は、SNS担当者は、

会社の中で宝探しをする人

みたいな存在だと思っています。

会社の魅力は、最初から分かりやすく並んでいるわけではありません。

現場の中にある。

社員の言葉の中にある。

日常の何気ない場面にある。

それを見つける。

そして、まだ会社を知らない人へ届ける。

それがSNS担当者の仕事です。

だから、

「文章が上手じゃない」

「動画編集が得意じゃない」

そんなことだけで自信をなくす必要はありません。

まずは会社を見る。

人を見る。

話を聞く。

「この会社のいいところって何だろう」

そう考える。

そこからで十分です。

投稿技術は、あとから身につきます。

でも、

会社の魅力に気づける視点は、SNS担当者にとって大きな武器になります。

SNS担当者は、投稿を作る人ではない。

会社の魅力を見つけ、
それを言葉にして、
必要な人へ届ける人。

そんなふうに考えると、SNSの仕事はもっと面白くなると思います。

そして発信を続けるうちに、

「うちの会社って、意外といいところあるな」

と、担当者自身が会社をもっと好きになる。

僕は、それもSNS広報の大きな価値だと思っています。