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2026年2月16日

SNSで成果を出したいなら、まずは「テキトー」から始めなさい。江口流・X活用術

「失敗してはいけない」という呪縛を解く

これからSNS、特にX(旧Twitter)を本格的に活用しようと考えた時、多くの人が無意識のうちに体に力が入ってしまいます。

「会社の看板を背負っているのだから、下手なことは言えない」「有益な情報を発信して、すぐに成果を出さなければ」と。

真面目な人ほど、スマホの画面に向かって眉間にしわを寄せ、完璧な文章を練り上げようとしてフリーズしてしまうのです。

まるで、これからオリンピックの決勝戦に挑むアスリートのような緊張感です。

でも、少し冷静になって考えてみてください。

私たちが日々現場で向き合っている仕事には、確かに「絶対に失敗が許されない本番」があります。

しかし、SNSの、それも日々の投稿一つひとつは、本当にそこまでの緊張感を持って臨むべき「本番」なのでしょうか?

私が思うに、多くの人がSNSを始める前に挫折してしまう最大の原因は、この「過度な真面目さ」にあります。

最初からホームランを狙おうとしすぎて、バットを振ることさえ怖くなってしまうのです。

今日、あなたにお伝えしたいのは、「SNSをもっと気楽に捉え直そう」という提案です。

肩の力を抜いて、まずは深呼吸から始めましょう。

Xは「実験室」であり、大人の「遊び場」である

では、Xという場所をどう捉えればいいのか。私の答えは明確です。

ここは「練習場」であり、「遊び場」です。もっと言えば、色々なことを試していい「実験室」のようなものです。

断言しますが、Xの投稿は「本番」ではありません。だから、多少「テキトー」であっても全く構わないのです。

誤解しないでいただきたいのは、「テキトー」というのは手を抜くという意味ではありません。

「完璧を目指さなくていい」「間違ってもいい」と、自分自身に許可を出すということです。

ビジネスの世界、特に私たちが身を置くような実業界では、結果が全てと思われがちです。

しかし、ことSNSの初期段階においては、「成功」することよりも圧倒的に大切なことがあります。それは「経験」を積むことです。

どんな投稿に反応があるのか、どんな言葉がスルーされるのか。

それを肌感覚で知るためには、とにかく数をこなすしかありません。

1回の完璧な投稿を練り上げるのに3日かけるより、60点の投稿を毎日3日間続けた方が、得られるデータも経験値も段違いに多いのです。

現場仕事でも同じですよね。最初から完璧に墨出しができる新入社員はいません。

先輩の見よう見まねでやってみて、失敗して、怒られて、修正して、そうやって体で覚えていくものです。

SNSも全く同じ。失敗した投稿も、次に活かすための貴重な「実験データ」になります。

言葉を磨き、自分自身と出会う場所

Xを「練習場」と割り切って使い始めると、面白い変化が生まれます。

それは、Xが単なる情報発信ツールを超えて、あなた自身の成長を促す「道場」のような場所になるということです。

まず、「言葉の練習」になります。

140文字という制限の中で、自分の思いをどう言語化するか。

どうすれば誤解なく伝わるか。

日々それを繰り返すことは、ビジネスにおける言語能力を飛躍的に高めるトレーニングになります。

次に、「感情の整理」ができます。仕事でモヤモヤしたこと、嬉しかったこと。

それを短い言葉で吐き出すことで、自分の心の状態を客観視できるようになります。書くことは、心を整えることでもあります。

そして最後に、「自分探し」ができます。

どんな話題に自分が熱くなるのか、どんな表現を好むのか。

発信を続けることは、自分自身の価値観や輪郭を再確認する作業そのものです。

これら全てが同時にできる場所なんて、他になかなかありません。

だからこそ、Xはビジネスパーソンが発信力を鍛えるための「最高のスタート地点」なのです。

さあ、気負わずにスマホを手に取ってみてください。

今日のランチの写真でも、通勤途中に見た空の色でも構いません。

「練習」だと思って、最初の一言を投稿してみましょう。

その気楽な一歩が、未来の大きな可能性への入り口になるはずです。